不倫のお話

ワールドネバーランド エルネア王国の二次創作。無断転載禁止。不倫の話です、R18。苦手な方はスルーして下さい。

最初の罪

「だから?って…。私にはロニーがいるの。子ども達だっている。こういうことは駄目」

「ふん、だから何だと言うんだ? 抵抗しなかっただろう」

「びっくりし過ぎて動けなかっただけ! あのね、酔ってるからって…」

「酔ってなどいない」


「酔ってるよ! 絶対おかしい」

「可笑しい? それが本当の俺だとしたら?」

煩い。

彼女の顎を掴み、強引に口付けした。

「…!?」

もう片方の手で、彼女の両手首を纏めて掴む。

舌で歯をこじ開け、口の中を蹂躙する。

酒と唾液の匂いが混じる。

「…っ」


 華奢な身体で必死にもがいている姿が愛おしい。

舌を捕らえ水音をたてるよう舐め回すと、彼女はビクッと震えた。


潤んだ瞳も、紅潮した表情も、この瞬間だけは自分のモノだと思うと鳥肌がたった。