2016-09-04 焼き尽くされて 夢を見ていた。どこか懐かしい香りと共に、ロニーがいた。「リウ、好きだ…好きなんだ」抱きしめられた自分の体がぐにゃぐにゃと歪んでいく。「ごめ…」空いた口はキスで塞がれた。息が、できない。涙が止まらない。どうしてこんなに哀しいの。落ちた涙が服に触れ、勢いよく燃え上がった。炎が視界を呑み込んでいく中、誰かの悲鳴が聞こえた気がした。