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不倫のお話

ワールドネバーランド エルネア王国の二次創作。無断転載禁止。不倫の話です、R18。苦手な方はスルーして下さい。

「はぁ…」

結局掃除もそこそこに、逃げるように帰宅して、紅茶を淹れた。

「何も訊けなかったし断れなかった…」


掴まれた手首が熱を帯びたようにジンとする。

初めての感覚に身震いした。


ロニー以外の男性にキスされたことなんてなかった。しかもあんなに強引に。


アンガスのことは嫌いじゃない。

好きというよりは憧れに近かった。

自分のような人には勿体無いと思っていたから、恋愛対象ですらなかった。


今更、何だというのだろう。


「…リウ?」

「…! ロニー、帰ってたの?」

「もう夜2刻だよ。明日は麦の収穫日だから、今日はもう寝た方がいいんじゃないかな」

「あ…そうだね」

「体調悪いの?」

「ううん、大丈夫」


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「…リウ、無理しないでね。嫌なことがあったら言って」

「あ…うん、ありがとう」


言える内容ならよかったのに。


「おやすみ」


寝る前のキスが、記憶まで塗り替えてくれたらいいのに。


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