不倫のお話

ワールドネバーランド エルネア王国の二次創作。無断転載禁止。不倫の話です、R18。苦手な方はスルーして下さい。

明けない夜

夜4刻まで、浴場から出る事が出来なかった。


普段とは違ったリウさんを、まざまざとロニーに見せつけられた気がした。

そして、あんな破廉恥な行為をする彼女に驚いた。


それに興奮してしまった自分も居た。


ふらふらと帰宅し、自慰行為をした後、2回嘔吐した。


天使? どこが?


俺が見ていたものは、とっくに堕ちてしまっていたというのか。


あの微笑みも、優しさも、出会った頃から変わらないと、幻想を抱いていたというのか。


それなら、炎で焼かれても、仕方あるまい。


 

 ………



混沌とした夜明けを迎えた。

一睡も出来なかった。


今日は、鎧は着ない。


鞄からある物を取り出すと、それ以外何も持たずに家を出た。


 真っ直ぐ、農場Aに向かった。

目的の人物はそこに居た。


「あ、おはよう! 農場こっちだっけ?どうしたの?」

「……」

「顔色悪いよ、大丈夫?」

「……」


左手で彼女の肘を掴み、グッとこちらへ引き寄せた。

右手で黒い塊を握りしめる。


「!」