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不倫のお話

ワールドネバーランド エルネア王国の二次創作。無断転載禁止。不倫の話です、R18。苦手な方はスルーして下さい。

夢のような

眠りながら昔を思い出していた。


ーーあの頃は、まだ旅人だった。


陶器のような白い肌、風にそよぐ柔らかな髪。

穏やかな微笑をたたえた彼に、一瞬心を奪われた。


(こんな人…現実にいるんだ…)


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「おかえり。あら、素敵な花束ね」

「ウィアラさん、今日すごい人に会ったんです」

「すごい人?」

「何というか、おとぎ話の王子様みたいな、美しい男の人でした」

「……あー! それ王子よ」

「え?」


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「ブヴァール家の三男ね。アンガスっていうのよ。なに、花束貰ったの?」

「旅のお土産にって」

「よかったじゃない。でも、彼と付き合っては駄目よ?」

「え、そ、そんな付き合うっていうあれじゃ…」

「あら、失礼。たまに旅人でいるのよ、王族に惚れる女の子」


 「王族は、旅人とは結婚出来ないの」

帰化しても?」

「そう。帰化しても、元旅人とは駄目なのよ」

「なかなか制限されているんですね」

「まぁ、どこの国でも決まり事はあるでしょう?」

「そうですね」


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「それにしても、素敵な人だったなぁ…」

男性とのお付き合いなんて、今まで考えたことがなかったけれど。

「将来の旦那さんも、あんな感じの人がいいな…なんて、私にはまだ早い早い」

花を瓶に飾り、ベッドに潜った。


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