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不倫のお話

ワールドネバーランド エルネア王国の二次創作。無断転載禁止。不倫の話です、R18。苦手な方はスルーして下さい。

その日の夜

飲み会は夜3刻まで続き、酒豪達もふらふらしつつ帰路についた。

「そろそろ帰る?」

「送っていこうか?」

「うん、お願いします」


夜風が涼しく、心地よい。

「夜まで飲んで、ロニーは怒らないのか?」

「うん。1年に一度の付き合いだからって」

「良い旦那だな」

 

「アンガスは…アンガスはいないの?」

「恋人? 居ないさ。どうにも好きになれなくてね」

「そっか…」

「…王族の掟さえなければね」

「旅人で、誰かいたの?」

「あ、いや、別に」


酔った勢いで口が滑った。

全く、今日はついてない。


 「でも、旅人時代懐かしいなー。アンガスと会った時、お花持ってたね」

「そうだな」

「アンガスは、あの頃とあまり変わらないね」

「リウさんも、いつも綺麗で変わらないよ」

「……へっ?」


しまった。何を口走っているんだ。


 「あ、いや、その、一般的に見た意見であって」

みるみる赤面していく彼女。

「別に俺が思っているわけではなくて、いや、思っているけれど」

「も、もう! 何だか恥ずかしいよ」

「す、すまん」


魔物の爪に潜む菌が、酒への耐性を減らす。

俺は気づいていなかった。